50代サラリーマンが海外オフショア投資で1億を目指してみた件

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KABU&(カブアンド)をやってみた

KABU&は2024年秋にサービスを開始したスタートアップです。

お金配り企画で一世を風靡した前澤氏が、今度は「株配り」を通じて「国民総株主」を目指すという壮大なプロジェクトです。

kabuand.com

というか実は僕は全然知らなくて、つい先日奥さんに「カブアンド募集終了するみたいだよ?」と言われ。

「?カブアンド・・・名前はどこかで聞いたような・・・」

ということで慌てて調べて、これは面白そうだなと思い電気とガス、携帯を契約してみました。

 

前澤氏は、これまでにもZOZOの経営や宇宙旅行事業など、数々の革新的な事業を手掛けてきた訳ですが、近年ではMZDAO(前澤友作とみんなでつくる会社)というコミュニティを通じて新しい事業のあり方を模索していたようです。

KABU&は、MZDAOでの活動を通じて得られた知見も活かされていると考えられます。

 

で、KABU&(カブアンド)ですが、日常生活で利用する様々なサービス(電気、ガス、モバイル通信、インターネット回線、ウォーターサーバー、ふるさと納税など)の利用料を通じて、利用者に株式が付与されるというサービスです。

サービスを利用することで「株引換券」が付与され、それを株式と交換することで、対象企業の株主になることができるということです。

今までポイント還元としてキャッシュバックしていたものを現物の株式でキャッシュバックするというスキームです。

なんとなくストックオプションのイメージに近いのかなと感じます。

 

インフラの固定費は生活していれば必ず支払わなくてはならないので、どうせ払うなら株がもらえて、その上もしかしたら一攫千金が狙える・・・ということならやってみようという気にさせてくれるサービスだと思います。

 

そのサービスの価格ですが、従来の物と同等程度ということなので、純粋により安いサービスを求めている人には向かないです。

 

現在のポイント経済圏はすでに飽和状態でポイント還元率による争いになっています。

これから同じようなポイントによるサービス経済圏を作るのは不毛な争いになるのは目に見えていますので、株の現物支給という新しい発想の経済圏を作ろうというアイデアはさすがだなという感じがしました。

 

仮に上場が成功した場合、現物の株式が手に入る訳ですが、問題はKABU&のビジネスモデルの根幹は、サービス利用者に株式を付与することですので、上場後もこの仕組みを維持できるかが重要になるかと思います。

 

本当にこのサービスが成功するかどうかは分かりませんが、既存のビジネスに新しいアイデアで挑戦しようとする心意気に今回は乗ってみたいと思いました。

 

最初に書いたように12月31日で一旦受付を終了するようです。

今回の決定に至った主な理由は下記のとおりのようです(公式ページから抜粋)。

・想定を上回るサービスのお申し込みにより、第1期募集における株式発行予定数(上限6億株)が需要に対して不足するおそれがあるため
・第1期募集期間中に、複数の株配布キャンペーンを企画しており、その実施に備えて一定数の株式を確保しておく必要があるため
・電気・ガスの11〜12月分の検針がまだ行われておらず、現時点では正確な株式発行需要を見通しづらいため
・ふるさと納税の「年末駆け込み需要」次第で、さらに株式が不足するおそれがあるため

ちょっと煽りっぽい感じがしないでもないですが、内容は筋が通っているので本当にそうなのかもしれません。