海外送金サービスを使うメリット・デメリット
海外の銀行口座を作ったら、現地に行く以外はその口座に送金しなくてはなりません。
せっかく作ったUnionBank(現U.S.Bank)の口座ですが、渡米する用事も予定も全くないので口座に送金を行います。
昔、海外のネットオークションをやっていたころ海外への送金をやったことがありましたが、とにかく面倒で銀行の支店に出向いて専用のリモート端末で担当者と通話しながら送金した覚えがあります。手数料もかなり高かった記憶があります。
現在はネット系銀行なら以前より低い手数料で海外送金ができるようですが、マネーロンダリング防止のためか送金理由や目的などかなり細かく質問され、資料などの提出を求められることもありとても面倒です。
あと海外送金するにはマイナンバーの提出が必須になります。できれば銀行にマイナンバーを提出するのは避けたいところです。
そこで海外送金サービスを利用したいと思います。
このような送金サービスの仕組みは実際に国際送金(SWIFT)を行っている訳ではなく、例えば日本からアメリカへ送金する際は送金サービス会社の日本法人の口座に振り込んで、送金サービス会社の米国法人が受取先の口座に振り込む、という仕組みで擬似的に海外送金を実現しています。
この仕組みを知って「なるほどー!」と思いました。
メリット
- 送金理由などの説明が簡単(選択肢から選ぶだけ)
- 各種手数料が銀行より割安
- Webサイト・スマホアプリで手続きが完結する
- マルチカレンシー口座やデビットカードなどのサービスが付帯している
- 銀行口座に海外送金の記録が残らない
デメリット
- 1回の送金金額の上限が低い(100万円が多い)
- Webサイト・スマホアプリの操作が苦手な人は使うのが難しい
- ヘルプ、サポートが薄い
以下、僕が使っている海外送金サービスを記載します。
Wise
IT先進国エストニア発祥の企業です。
送金手続きを開始して、実際に送金するまで為替レートを保証してくれるので、送金手続きを作成してから実際に口座に振込などを行っている間に入金する間にレートが変わってしまうということがないようになっています。
段々手数料が上がってきてお得感がなくなってきました。
逆に海外口座から日本の口座に送金することも可能です。
アメリカの場合はACHでドル資金を一度チャージした後、日本の口座に送金を行いますが、やはり一度に100万円しか送れない壁があります。
Revolut
「レボリュート」と読むらしいです。こちらはイギリスの企業となります。
ずっとWiseを使ってきましたが、最近手数料の高さが気になってきて何か他にもないかと探してYouTubeで見つけた送金サービスです。
Revolutはマルチカレンシー口座とデビットカードを前面に打ち出しているためパッと見海外送金ができそうな感じがしませんが、実は送金手数料無料で海外送金できる優秀なサービスです。
こちらも一度に送金できる金額は100万円が上限となります。
ただ一度チャージをしてからでないと送金ができないし、Wiseのようにレート保証がないため良いタイミングを狙って送金するのが難しいです。
チャージはクレジットカードからもできますが、クレジットでチャージしたものは海外送金できないなどちょっとルールが複雑です。
1ヶ月当たり両替は750,000円までは無料ですが、この金額を超えると手数料が掛かってきます。
また手数料が為替市場の営業時間かどうかで変化するので、タイミングと送金金額など上手く扱えば格安で海外送金が可能です。
初めはこのルールを知らずに1,000,000円送金して1%手数料を取られてしまいました・・・。
こちらは海外口座からチャージする方法がないので、海外から日本への送金はできないです。
これからももっといい送金サービスがないか探していきます