元々FXというものに最初に触れたのはMeta Trader4(MT4)のインジケータ開発を頼まれたからでした。
それから自作の自動売買プログラム(EA)を開発しては試してみましたが結果が出ず、一旦FXからは撤退しました。
考えて見ればまともに裁量トレードをやったことない人間が勝てるEAを作れるわけがないんですが・・・。
いきなりMT4からFXの世界に飛び込んでしまったため、FX運営会社が提供しているシステムトレードの存在に全く気づかず過ごしていましたが、偶然にもインヴァスト証券の「トライオートFX」の存在を知り再びFXの世界に戻りました。
「トライオートFX」は試行錯誤しながら1年半ほど運用して、それなりの結果は出ていましたが、ここ最近は設定レンジから相場が外れてしまい、かなり収益が落ちてしまっています。
これは完全にレンジの読みを間違っていた僕の問題です。
そんな中でリピート取引でない別のロジックのシステムトレードで運用をしてみたいと考えていました。
リピート系でないシステムトレードとしてみんなのシストレ、マイメイトなども検討してみましたがどうもピンとこず、
再びMT4のEAを視野に入れて探し始めました。
MT4のEAですが、無料・有料合わせてホントに星の数ほどあって選ぶのが大変です。
SNSでの評価が高いもの(月利30%とか)もありますが、信憑性がハッキリしないものも多く、またLINE登録や海外FX業者への登録(アフィリエイト登録)が必須のものが多く、尻込みしてしまいます。
このようにMT4用のEAの販売している会社や個人の方はたくさんいますが、情報としてまとまっており、安全に売買できるマーケットプレイスとしてはやはりGogoJungle(通称ゴゴジャン)が有名ではないでしょうか。
このサイトでは販売しているEAに関して、収益率やバックテスト、フォワードテストの記録を公開しており、制作者からのサポートも受けられるようになっています。
その中で稼働ユーザー数や実績をチェックして良いなと思ったEAがいくつかありその中の一つが「Tripple Scalper」でした。
レンタルサーバー(VPS)でのMT4運用環境構築
MT4の場合はMT4を動かすPC(サーバ)とEA、MT4対応のFX業者をそれぞれ組み合わせる必要があり、運用するにはFX業者が提供しているサービスとして完成したシステムトレードより格段に難易度が上がります。
MT4が止まってしまうと取引が止まってしまうので、絶対に止まらない環境を作るのが最優先となります。
もちろん自分のPCで運用することもできますが、FXだと24時間稼働が前提となり、PCで他の作業をすると間違えてMT4を操作してしまうなど問題があるので、FX専用のPCを用意するのが一般的でしょう。
それでも自宅だと停電、故障、災害など予想外の事態が発生する可能性があるので、やはりレンタルサーバー(VPS:Virtual Private Server)を利用するのが良いと思います。
サーバーに関してはMT4がWindowsアプリのため、OSとしてはWindowsを選ぶのが一般的だと思いますが、Windowsサーバーは要求スペックが高めでお値段も高めになるため、費用を抑えるため、IT関係でない方にはほぼ馴染みがないと思いますがサーバーの性能が低くても軽くて安定して動作するLinux OS(Ubuntu)で構築しました。
※LinuxサーバでのMT4環境構築に関しては色んな方が記事を書いているので本サイトでは割愛させていただきます。
今回は安くてそこそこの性能のKAGOYA CLOUD VPSをまず試してみましたが、どうしても自宅のPCからリモートデスクトップでサーバーのUbuntuデスクトップへ接続できずKAGOYAの採用は断念しました。
そこでちょっとだけ値段が高くなりますが、ConoHa VPSの方で再構築し今度はリモートデスクトップの接続もでき、こちらで運用することにしました。
今回契約したのはメモリ 2GB、CPU 3Core、SSD 100GBで一ヶ月1,200円ぐらいのプランです。
おそらくLinuxであればもう1ランク下のスペックでも動作可能と思われますが、MT4を複数稼働することも考えてこのスペックにしました。
ConoHaではちょくちょく割引キャンペーンをやっているので、契約するならそのタイミングを狙った方がお得だと思います。
実はConoHaにはLinux OSでのMT4環境構築用のテンプレート「Ubuntu Desktop for FX」があり、素直にこちらを選択すれば簡単に環境が作れたんですがこの存在を知らずにゼロから環境構築してしまいました。
VPSなどのサーバの利用の場合、定期的なサーバーメンテナンス(アップデート)が必要になります。
僕は毎週日曜の夜をサーバーメンテナンスの時間と決めてアップデートの適用と再起動を行って月曜日に備えています。
MT4での運用の場合、MT4対応のFX業者なら国内、海外問わず利用できるのが最大のメリットですが、国内(金融庁認可)FX業者とそうでない業者は税金の計算が異なるためサラリーマンの場合は特に注意が必要です。
国内業者の場合は申告分離課税で給料とは別になり、いくら利益が出ても20.315%の課税となりますが、海外業者の場合は総合課税で給料と合算されますので累進課税で最大55%の課税になり、さらに社会保険料などに影響が出る可能性があります。
本当はハイレバレッジの海外FX業者を利用したいんですが、総合課税になるのを嫌って今のところあえて国内業者を選択しています。